女性の顔乳酸菌と言えば、お通じを良くする働きがよく知られていますよね。

近年の研究調査によると、乳酸菌の効果は整腸作用だけではなく、様々な役割を果たしていることがわかってきました。

今回は、乳酸菌の注目すべき健康効果を5つご紹介します。「乳酸菌って整腸作用だけでしょ…」と思っている方は要チェックです!

1.お通じを良くする(整腸作用)

乳酸菌の働きで有名なのは、お通じ改善や整腸作用です。この働きを期待して乳酸菌食品を摂る人も多いですよね。

腸内に生息している善玉菌は、乳酸や酢酸などの有機酸を作り出します。有機酸には腸管を刺激して、ぜん動運動を活発にする作用があり、スムーズな排便を促してくれます。

ヨーグルトやサプリなどで乳酸菌を摂取すると、腸内の善玉菌が活性化されて増殖します。また、生きたまま腸内に届くと、有機酸を生み出して腸内環境を整えるサポートもしてくれます。

つまり、乳酸菌を摂取することで悪玉菌の働きを抑制して、腸内の善玉菌を優勢に保つことができます。善玉菌が優位になることで、腸管の働きが高まって消化・吸収・排泄がスムーズになるわけです。

◆お通じ改善効果が期待できる乳酸菌
Bb-12、BE80菌、LB81乳酸菌、LKM-512、BB536、EC-12株、KW3110株、SBT2055株、N-1乳酸菌、クレモリス菌FC株

2.免疫力を高める

腸内には体全体の約70%の免疫細胞が集まっていて、以下の3つ働きを担っています。

  • ウイルスや病原菌を撃退して感染を予防する
  • 疲労回復、病気になりにくい体質維持
  • 細胞の新陳代謝を活発にする

乳酸菌を摂取すると、腸内の免疫細胞が活性化して、免疫の働きが強くなることがわかっています。その結果、風邪を予防するなど病気になりにくい体質をサポートしてくれます。

例えば、ラクトバチルス・アシドフィルス・L-92株という乳酸菌は、インフルエンザや風邪を予防する効果が報告されています。実験結果では、高熱・せき・喉の痛みなど風邪の諸症状も軽くなる傾向がありました。

L-92株の他にも、免疫細胞を活性化する乳酸菌は、数多く報告されています。これらの乳酸菌を定期的に摂ることで、免疫力を高める効果が期待できます。

◆免疫力を高める効果が期待できる乳酸菌
L-92、1073R-1、乳酸菌シロタ株、ラブレ菌、EC-12株、HN019株、ラクトバチルスS-PT84、プラズマ乳酸菌、FK-23

3.アレルギー症状の緩和

乳酸菌は免疫力を高めるだけでなく、免疫バランスを調整する働きもあります。

アトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー症状は、免疫の過剰反応が原因で引き起こされます。免疫力が高くなりすぎて、本来攻撃する必要のない物質まで攻撃してしまうのです。

乳酸菌やビフィズス菌には、高くなりすぎた免疫を抑えて、免疫細胞のバランスを整える働きがあることがわかっています。

特に注目されているのが、ビフィドバクテリウム・ロングム・BB536株。実験によると、BB536株を定期的に摂り続けることで、アレルギー症状が緩和されることが報告されています。

BB536株が、アレルギーを起こしやすい免疫細胞の働きを抑えて、免疫バランスを整えたことで、症状が緩和したと考えられています。

◆アレルギー症状の緩和効果が期待できる乳酸菌
LGG、BB536、L-55、KW3110、L-92、LKM512、K-2、LK-117、GCL1176、EC-12

4.ガンの予防

日本人の死因の第1位になっているガンですが、特に増えているのが大腸ガンです。女性の大腸ガン患者は、年々増えています。

その原因の1つは、肉類の摂取が増えていること。肉類などの動物性たんぱく質を摂り過ぎると、悪玉菌が繁殖しやすくなり、有害物質や毒素が生み出されます。この過程で、発がん物質も作り出されています。

乳酸菌やビフィズス菌には、大腸がんのリスクを予防する働きがある種類が報告されています。

例えば、乳酸菌シロタ株には、腸内のビフィズス菌を増やして、大腸がんや膀胱がんのリスクを低下させる研究結果が報告されています。また、前述したBB536株には、大腸ガンを引き起こす悪玉菌を除去する働きがあることもわかっています。

これ以外にも、乳酸菌やビフィズス菌を摂取することで、発がんリスク低減を示すデータは数多くあります。ガンを予防するためにも、乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を摂取して腸内環境を整えることが有効です。

◆ガン予防が期待できる乳酸菌
乳酸菌シロタ株、BB536、LKM512、LG21

5.コレステロール値を調整する

余分な悪玉コレステロールが血管内に増えると、血液がドロドロの状態になり、動脈硬化などの病気を引き起こします。

乳酸菌にはコレステロール値を調整する働きがあり、過剰なコレステロールを吸着して体外に排出してくれます。不必要なコレステロールを排除して、コレステロール値を調整してくれるのです。

コレステロールを調整する働きのある乳酸菌で有名なのが、雪印メグミルクが発見したガセリ菌SP株です。ガセリ菌SP株は、ヒト試験によって血中のコレステロールを減らすだけではなく、体脂肪の低減作用の研究報告がされています。

◆コレステロール値を調整する効果が期待できる乳酸菌
ガセリ菌SP株、GCL1176株、BT2928、G9-1、BB536

まとめ

乳酸菌の健康効果は多種多様で、様々な機能を持つ乳酸菌が発見されています。お通じ改善で乳酸菌を摂取しようと考えている方も多いと思いますが、総合的な健康対策にも有益です。

ただし、乳酸菌の種類によって期待できる効果には違いがあるので、自分の症状に合う乳酸菌を選んで活用することをおすすめします。

            

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