迷っている女性

乳酸菌やビフィズス菌には様々な機能があることを、あなたは知っていますか?

最近の研究では整腸作用だけでなく、免疫力を高めたり、アレルギー症状を和らげる働きがあることもわかってきました。この他にも、様々な健康効果が確認されているので、それぞれ目的に合う乳酸菌を摂りたいという方も増えています。

とはいえ、乳酸菌には400以上の種類があり、市販されている乳酸菌食品も多種多様です。「種類がありすぎてどれを選べばいいのかわからない…」と迷う方もいるようです。

そこで今回は、主な機能ごとに代表的な乳酸菌やビフィズス菌を分類してみました。商品も紹介するので、乳酸菌選びで困っているなら参考にしてみてください。

乳酸菌を機能別に分類して紹介します!

近年、研究によって注目されている乳酸菌の働きは以下の7つです。

◆乳酸菌の7つの働きはこちら

  • お通じを良くする
  • 免疫力を強化する
  • 花粉症対策
  • アトピー対策
  • インフルエンザ予防
  • がん予防
  • コレステロール値を調整する

それぞれの機能ごとに代表的な乳酸菌・ビフィズス菌の種類をご紹介します。

お通じを良くする

便秘の大腸乳酸菌と言えば、腸内細菌のバランスを整える整腸作用や便通改善作用が有名ですよね。ここでは、お通じ改善で代表的な「ビフィズス菌Bbー12」「ビフィズス菌BE80」「LB81乳酸菌」「ビフィズス菌JBL01」をご紹介します。

ビフィズス菌Bbー12

整腸作用の働きによって、特定保健用食品を数多く生み出しているビフィズス菌Bbー12。生きたまま腸まで届くと、腸管に付着して悪玉菌を減らし、腸内細菌のバランスを整えてくれます。一般的なビフィズス菌よりも、酸に強い特徴があります。

  • よつ葉北海道十勝プレーンヨーグルト生乳100(よつ葉乳業)

ビフィズス菌BE80

ダノンによって開発されたビフィズス菌BE80。胃酸に負けない生命力持ち、腸まで届く生存率が高い特徴があります。便が腸を通過する時間を早めたり、腸内のビフィズス菌を増やす働きが報告されています。

  • ダノンビオ(ダノンジャパン)

LB81乳酸菌

ブルガリア菌2938株とサーモフィラス菌1131株を組み合わせたLB81乳酸菌。腸管バリア機能を高めて、善玉菌と悪玉菌の腸内バランスを整える働きが報告されています。整腸作用により特定保健用食品に認可されています。

  • 明治ブルガリアヨーグルトLB81プレーン(明治)

ビフィズス菌JBL01

ヒト由来のビフィズス菌で、腸管に有益な作用があるビフィズス菌JBL01株。ヒト試験で便通回数、排便量の増加が確認されています。胃酸に弱い特徴があるため、胃で溶けずに腸で溶けるサプリメントで摂取することがおすすめです。

  • ビフィーナS(森下仁丹)

免疫力を高める

元気がある女性乳酸菌やビフィズス菌には、免疫システムを活性化させて免疫力を高める機能を持つ菌株も存在します。ここでは、代表的な「EC-12菌」「ラブレ菌」「クレモリス菌FC株」をご紹介します。

EC-12

フェカリス菌を加熱殺菌処理して作られたEC-12菌。乳酸菌の中でも小さく、一度に多くの菌数を摂取できるメリットがあります。免疫活性に優れた乳酸菌で、ヒト試験ではアレルギー症状の軽減や抗炎症作用が確認されています。それ以外に、便通改善の報告もされています。

ラブレ菌

京都の名産「すぐき漬け」から発見されたラブレ菌。生きたまま腸まで到達する力は、植物由来の乳酸菌の中でも上位に位置します。ウイルスから体を守るNK細胞を活性化させて免疫力を高めるだけでなく、大量の乳酸を作り出して悪玉菌の増殖を抑える働きが報告されています。

  • 植物性乳酸菌ラブレ超活性ラブレ菌(カゴメ)

クレモリス菌FC株

世界有数の長寿地域から日本に持ち込まれた乳酸菌のクレモリス菌FC株。粘り成分「EPS」を作り出し、腸管免疫を刺激する働きがあります。腸内環境の改善、便通促進、免疫活性作用など幅広い機能が確認されています。

  • カスピ海ヨーグルトプレーン
  • 善玉菌のチカラ(フジッコ)

花粉症対策

花粉

ここでは、花粉症の症状緩和が確認されている「ロングム菌BB536」「乳酸菌KW3110」「L-92乳酸菌」をご紹介します。

ロングム菌BB536

ヒトの腸管に棲息していて、生菌率が高い特徴のあるロングム菌BB536。アレルギーを緩和する働きがあり、ヒト試験によって花粉症の予防・改善効果が明らかになっています。30カ国以上で乳酸菌食品として利用されている実績あり。

  • 森永ビヒタスBB536プレーンヨーグルト(森永乳業)

乳酸菌KW3110

キリンホールディングスが免疫作用に着目して発見された乳酸菌KW3110。免疫細胞バランスを整えて、アレルギー症状を緩和する働きが注目されています。ヒト試験によって、花粉症を軽減する効果があることが報告されています。

  • ノアレ(ヤクルトヘルスフーズ)

L-92乳酸菌

カルピス社によって発見され選ばれたL-92乳酸菌。花粉症やアレルギー性鼻炎など鼻症状の緩和や皮膚のかゆみ緩和など、免疫システムを整える作用が、数多くの研究論文で明らかになっている。

  • 守る働く乳酸菌(カルピス)

アトピー対策

アレルギー肌

ここでは、アレルギーやアトピーの抑制作用の実証データが確認されている「LGG乳酸菌」「ビフィズス菌LKM512」「L-55乳酸菌」をご紹介します。

LGG乳酸菌

世界で最も研究されている乳酸菌の1つであるLGG乳酸菌。生きて腸に滞在する時間が長い特徴があります。妊婦と新生児が摂取することで、子供のアトピー皮膚炎発症が抑えられた研究データがあります。抗アレルギー作用が期待されている乳酸菌です。

  • タカナシヨーグルト おなかへGG(タカナシ乳業)

ビフィズス菌LKM512

協同乳業が独自に研究しているビフィズス菌LKM512。善玉物質ポリアミンを腸内で増やして腸の老化予防に役立つことが、研究によって明らかに。また、排便回数の増加や、アトピー性皮膚炎のかゆみが和らぐ研究報告があります。

  • おなかにおいしいヨーグルト(協同乳業)

L-55乳酸菌

オハヨー乳業が乳幼児の腸内から発見したL-55乳酸菌。腸管細胞に付着して、悪玉菌の増殖を抑制します。ヒト試験によって、花粉症やアトピー性皮膚炎の緩和効果が報告されています。

  • Hanakoとコラボした生乳ヨーグルト(オハヨー乳業)

インフルエンザ予防

お腹を抑える女性

乳酸菌やビフィズス菌の中には、インフルエンザを予防したり重症化を防ぐ機能がある菌株があります。代表的な「1073R-1乳酸菌」「乳酸菌ラクトバチルスS-PT84」「プラズマ乳酸菌」をご紹介します。

1073R-1乳酸菌

多糖体「EPS」を多く産生して、免疫機能を活性化する働きがある1073R-1乳酸菌。ヒト試験で、風邪・インフルエンザの羅患リスクとNK細胞の活性化効果が確認されています。また、乳酸菌1073R-1株の継続的な摂取で、インフルエンザワクチンの効果を高める可能性も報告されています。

  • 明治ヨーグルトR-1(明治)

ラクトバチルスS-PT84株

京都の伝統食「しば漬け」から発見された植物由来の乳酸菌ラクトバチルスS-PT84。他の乳酸菌に比べて細胞壁が厚く、免疫増強効果が高いことが特徴です。インフルエンザの発症抑制や、アレルギー症状の緩和作用が報告されています。

  • プロディア(サントリーウェルネス)

プラズマ乳酸菌

対ウイルス免疫細胞を司るプラズマサイトイド樹状細胞を活性化するプラズマ乳酸菌。血液中のウイルスへの免疫応答性を高める働きがあり、風邪・インフルエンザ・ロタウイルスなどの症状緩和作用が報告されています。

  • プラズマ乳酸菌のむヨーグルト(小岩井乳業)

がん予防

善玉菌

近年、女性の大腸がんによる死亡率が年々高くなっています。ここでは、発がんリスクが低減するデータが報告されている「乳酸菌シロタ株」「ロングム菌BB536」「ガセリ菌LG21」をご紹介します。

乳酸菌シロタ株

乳酸菌飲料「ヤクルト」で有名な乳酸菌シロタ株。ヒト由来の乳酸菌で、消化液に強く生きて腸まで届くと、ビフィズス菌の増殖をサポートします。また、定期的に摂取することで、大腸ガン・膀胱がんなどの発がん性リスク低減効果を示すデータも発表されています。

  • ヤクルト

ロングム菌BB536

花粉症対策で紹介したロングム菌BB536には、大腸ガンリスクを低減する作用も報告されています。ガン予防の他にも、O-157の感染予防や潰瘍性大腸炎の緩和など、幅広い機能が知られています。

  • 森永ビヒタスBB536プレーンヨーグルト(森永乳業)

ガセリ菌LG21

ガセリ菌LG21は、明治乳業によって約2,500種類以上の乳酸菌から選ばれた菌種です。胃酸に強く、胃がん の原因になるピロリ菌の働きを阻害して、胃炎を改善する働きが確認されています。また、ピロリ菌除菌治療のときに、一定期間摂取することで除菌成功率が高 まることも報告されています。

  • 明治プロビオヨーグルト LG-21(明治)

コレステロール値を調整する

寝ている女性

ここでは、血中コレステロール値の低下作用が確認されている「ガセリ菌SP株」「クレモリス菌GCL1176」「TUA4408L菌」をご紹介します。

ガセリ菌SP

雪印メグミルクによって発見されたガセリ菌SP株。ヒト由来の乳酸菌で、小腸に定着します。ヒト試験で、内臓脂肪を低減させる作用や、血中コレステロールを調整する働きが報告されています。

  • ナチュレ恵 megumi(雪印メグミルク)

クレモリス菌GCL1176

長寿で有名なコーカサス地方由来のクレモリス菌GCL1176。免疫細胞を活性化する多糖を多く作って整腸作用や免疫調整作用をサポートします。グリコ乳業の研究によって、便通改善やコレステロール低下作用が確認されています。

  • おいしいカスピ海 特選生乳100%(グリコ乳業)

TUA4408L菌

東京農業大学の岡田早苗教授が発見した植物由来の乳酸菌TUA4408L菌。動物試験で血中コレステロールの低下や肝臓への脂質蓄積を抑える働きが報告されています。

  • 豆乳グルト(マルサンアイ)

その他の機能性乳酸菌

上記で紹介した他にも、様々な機能が発見されています。ここでは、少し変わった作用がある乳酸菌やビフィズス菌を紹介します。

プレミアガセリ菌CP2305【ストレス軽減】

カルピス社独自の乳酸菌であるプレミアガセリ菌CP2305。自律神経を刺激して、腸の働きを整える作用があります。ヒト試験では、睡眠の質や不安感の改善効果があり、ストレスマーカーが低下することが確認されています。

  • 届く強さの乳酸菌(カルピス)

乳酸菌LS-1【口腔環境を整える】

東海大学の古賀泰裕教授らによって報告された乳酸菌LS-1。実験では、歯周病菌や虫歯菌への殺菌効果があり、口腔環境を整える働きが確認されています。歯周病菌が減少することで口臭減少効果も報告されています。

  • スーパークリッシュ(フレンテ・インターナショナル)

まとめ

厳選した27菌株を機能ごとに紹介しましたが、気になる乳酸菌やビフィズス菌は見つかりましたか?

摂取する乳酸菌飲料やヨーグルトを決めたら、一定期間は食べ続けてみてください。2週間ほど食べ続けて、お腹の調子が良ければ相性がいい商品です。

もし、毎日食品で摂ることが大変なら、サプリメントもおすすめです。目的に合う乳酸菌サプリメントを探して試してみてください。

            

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