ストレスで悩む女性ストレスによって便秘になることを知っていますか? 「普段は便秘に悩まされているのに、休日になるとスッキリする」こんな悩みがあるなら、ストレスが原因かもしれません。

ストレスによる便秘はお腹の不快感が強く、生活に悪影響を与えることもあります。そのまま放っていると、慢性的な便秘になることも。

仕事や対人関係でストレスを抱えている人は多いため、誰もがストレスによる便秘になる可能性があります。

そこで今回は、ストレスで便秘になる理由と便秘解消法をご紹介します。いろいろな方法を試しても改善しないなら、ストレス性便秘かどうか確認してみましょう。

ストレスは便秘の大敵

腸と自律神経の関係

自律神経には交感神経と副交感神経があり、自分の意思とは関係なく腸の働きをコントロールしています。

交感神経は緊張したときに活発になる神経で、腸の活動を抑えます。一方、副交感神経はリラックスしたり睡眠中に優位になり、腸の活動を促進します。

2つの神経は視床下部からの司令によって身体の状態や感情に応じて相互にバランスをとり、腸の機能を調整しています。つまり、自律神経のバランスがとれていると、腸のぜん動運動が正常に行われるわけです。

ストレスで自律神経が乱れる

ストレスを抱えている女性しかし、仕事や人間関係などで過度なストレスがかかると、心と身体が緊張状態になって自律神経のバランスが崩れます。交感神経が優位な状態が長続きして、腸の働きが乱れてしまうのです。

さらに、腸がけいれんを起こして腸管がくびれる部分ができると、ぜん動運動がスムーズに行われなくなります。その結果、便が移動しづらい状態になってしまい、便秘になってしまいます。

これが「けいれん性便秘」と言われる状態で、ストレスをためやすい以下のタイプに多い便秘です。

◆ストレスをためやすいタイプ

  • 几帳面で真面目
  • マイナス思考になりやすい
  • 他人にあわせやすい

主なストレス要因

また、ストレスは精神的なものだけではなく、肉体的なものも含めます。自分に当てはまる要因がないかどうか確認してみましょう。

精神ストレス
  • 仕事の重責・リストラ
  • 将来に対する不安
  • 家族との死別や別居
  • 受験や試験などへの不安
  • 友人関係や職場の人間関係
肉体ストレス
  • 過労(長時間の勤務や残業)
  • 不規則な生活習慣
  • 睡眠不足
  • 運動不足や運動過剰
  • 怪我

けいれん性便秘の症状

では、けいれん性便秘になると、どのような症状が出るのでしょうか。その特徴は以下のとおりです。

◆けいれん性便秘の症状

  • 仕事のない週末になるとスッキリする
  • 便の量が少なく、残便感がある
  • 強い便意があるが、なかなか便が出ない
  • お腹が張りやすい
  • 食後にお腹が痛くなる
  • コロコロした便や細い便が多い
  • 便秘や下痢を繰り返す

 

これらの症状に当てはまるなら、けいれん性便秘の可能性があります。ストレスを解消して自律神経を整えることが便秘解消のポイントです。

ストレスによるけいれん性便秘の解消法

瞑想してリラックスしている人けいれん性便秘の場合、自律神経が乱れて交感神経が優位になりがちです。便秘を解消するためには、副交感神経が優位になる生活習慣を取り入れましょう。

ストレス以外のことに気持ちを向ける

仕事や人間関係でストレスを感じていると、四六時中そのことばかり考えてしまうことがあります。これでは、気持ちが落ち込むばかりだし、私生活でもリラックスできません。

大切なことは、ストレス以外のことに気持ちを向けること。意識的にリラックスすることが重要です。

1日に15~20分ほどでもいいので、自分が没頭できる趣味や運動を取り入れてみましょう。意識を他に向けることができ、楽しい気分になることが大切です。自分なりのリラックス方法を見つけましょう。

腹式呼吸で自律神経を整える

どこでもできるストレス解消法としておすすめなのが腹式呼吸です。腹式呼吸は、息を吸うときにお腹を膨らませて、吐くときにへこませる深い呼吸のことです。

腹式呼吸をすると、胸とお腹の堺にある横隔膜が動きます。横隔膜は呼吸をするときに、肺を膨らませたり縮めたりする筋肉で、自律神経の支配下にあります。

呼吸と横隔膜出典:イキイキ呼吸生活

そのため、横隔膜が動くと自律神経を司る脳の視床下部に刺激が伝わります。特に、深く息を吐くと、副交感神経の働きを活性することができ、自律神経を整える作用が期待できます。

◆腹式呼吸のやり方

  1. お腹の空気をすべて吐き出すつもりで、口から息をゆっくり吐き出す
    (お腹が凹み、横隔膜は上に動く)
  2. 息を吐き終わったら、お腹が膨らむことを意識しながらゆっくり息を吸う。
    (お腹が膨らみ、横隔膜は上に動く)

温かいお風呂に入る

アロマのお風呂お風呂につかって身体を温めると、副交感神経の働きが高まり自律神経のバランスを回復することができます。

このときアロマオイルなどを浴槽に数滴たらすこともおすすめです。ラベンダー・カモミールなどのアロマオイルを活用するとストレス解消に役立ちます。

また、入浴によって胃腸が温まると、血行も良くなります。腸の働きが活発になり、便通改善に役立ちます。シャワーだけで済まさずに、入浴してしっかり身体を温めることが重要です。

ただし、お風呂の温度は40℃を超えないようにしましょう。というのも、40℃を超えると交感神経が活発になってしまうからです。30~40℃のぬるめのお湯で、30分ほど浸かるのがおすすめです。

腸に優しい食事

けいれん性便秘では、腸に負担をかけないことが大切です。冷たい飲み物や香辛料が多いものなど、腸の刺激になる食べ物は控える方が無難です。

便秘解消のためには食物繊維を摂ることが大切ですが、不溶性食物繊維を摂り過ぎると、腸を刺激してお腹が張る原因になることがあります。水溶性食物繊維を多めに摂るようにして、腸の負担にならないよう野菜スープなどで食べることをおすすめします。

また、食べるときは咀嚼する回数を増やすことがおすすめです。というのも、咀嚼をすると唾液が分泌されて、食べ物が消化吸収されやすい状態になるからです。咀嚼時間が長くなるとゆったりとした食事になるため、リラックス効果も高まります。

便秘のときには朝1杯の水を飲むことが推奨されていますが、けいれん性便秘では逆効果になることがあります。水を飲むことで腸が過剰に刺激されて、腹痛の原因になることもあるので注意してください。

            

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